父と母のこと
丹波篠山に帰ったら絶対に食べたいと思っていた久水のエビフライ定食両親も、ここのエビフライが好きで何度も足を運んだ場所地元の人にも人気でお昼時は混んでいます5年ぶりに行ったのにお値段は、そのままの1100円煮物、おみそ汁タコとキュウリの酢の物お漬…
今年も、フキノトウが顔を出す頃になりました毎年、秘密の場所で採っていましたがいつもより多めにほしかったのでメルカリで頼みました朝早くに採ったものを山形から送ってくださったのでとても新鮮で香りもいいです重曹を入れてサッと茹であくを抜いて細か…
小さな頃からエビフライが好きで母によく作ってもらいました手早く衣をつけて油にジューッと落とす手先をいつも横で見つめていました今思えば料理をしている母の姿が好きでしたまだ、何も作れない子どもだったので母が作る料理は私の憧れでした私も、母のよ…
今日、きれいな筍をお店で見つけてタケノコご飯を作りましたお店で買ったのは初めてです長い間、毎年、毎年両親が送ってくれていました家の近くの竹林で父が掘った筍を母と二人でドラム缶で茹でて段ボール箱いっぱいに詰めて送ってくれました「お父ちゃんが…
3年前の2月14日ふるさとに帰った時の写真です東京に帰る日施設にいる父に会いに行った帰り悲しい気持ちで車の窓から外を見ると粉砂糖を振りかけたような山がきれいでしたあの時は、まだ歩いていて食事に行ったり、家に帰ったりできました父の一番の願いは家…
近所の小道の脇に、気がつくと、彼岸花が咲いていましたよく、通っている道なのに花が咲くまで気がつかないのですどうしてだろうと調べてみたら発芽から開花まで、たった、一週間なんだそうです1日目に芽が出て、2日目でなんと20cmも伸び5日目には蕾が…
今頃、上野の不忍池にはたくさんの蓮の花が咲いているかなそんなことを思いながら4年前の7月30日に撮った写真を見ていますいつもは、朝が苦手ですがこの日は、がんばって早起きしたんですよその甲斐あって、きれいな花を見ることができました手水舎の写真を…
昨年11月の、ふるさとの景色です父が旅立って、今日で一年になりました父の状態が良くないと、連絡を受けて東京から、ふるさとに向かう電車の中でどうか、私が着くまで、父の意識があるようにとずっと祈っていました体力は、限界を超えていたのに父は、私を…
昨年の夏は、父が入院していたので7月の下旬から、ふるさとに帰っていました毎日、病院に行って食べられなくなった父に砂糖とはちみつと氷を入れた水をスプーンに少しつけて、口に運びましたそれを、「うまい、うまい」と言って少しづつ、飲み込んでいた姿を…
昨年の夏は、父が誤嚥性肺炎で入院していてふるさとに帰り、毎日、病院に行っていました水さえ飲むことができす一日中、ベッドの上で過ごす父になんとか、もう一度、元気になって家に連れて帰ってあげたいと思っていました私が、病院にいる間は冷やしたスプ…
2016年、4月、ふるさとの風景です水が張られた田んぼは、きらきら輝いて田植えを待っているようでしたもうすぐ、母を見送って4年になりますまだ4年、もう4年心の中は、そんな感じです父や母が生きていたら今の東京の状況を心配してきっと、帰っておいでと言…
スーパーを3軒回ってやっと、フキノトウを見つけました春が来ると、どうしても食べたくなるようです重曹を入れて、あく抜きをしています茹でこぼして、水にさらしみじん切りにしてすり鉢で、よくすりつぶしますそして、白みそとお砂糖少し、お酢をくわえて出…
一年以上前、動かなくなったと介護士さんから渡された父の時計修理に出してもらったけど中は錆びていて部品もあるかどうかわからないとのことそのまま、修理をしないで、返ってきましたいつものように、両親にお線香を上げ動かなくなった時計を両手で包みど…
秋風を感じながらふるさとの道を歩きました道端の小さな花にも、心が揺れ逃げないイナゴはもしかしたら、父かもしれないと思ったりこの道を、一緒に歩いたことがまるで、昨日のことのように思い出されましたもう、会うことはできないけど風が吹くと、そばに…
ふるさとに帰って、父に会ってきました「東京から、帰ってきたよ」と、言うと私の目を見て、わずかに、うなずきました氷水を、少し、口に入れるともっと、ほしいと言いごくっと、飲み込む音が聞こえました父と二人になった時もうすぐ、稲刈りが始まるよ栗も…
水にゆらめく姿見てひとり、静かに何想う愛しき人の面影かそれとも、遠いふるさとか心の波が静まるようにせめて、やさしく風吹かん にほんブログ村女性カメラマンランキングコメント欄、お休みしていますいつも、見てくださってありがとう
JR福知山線の篠山口(ささやまぐち)駅を跨線橋の上から、眺めました私は、5番線に到着する特急こうのとりに乗って、新大阪に向かいます山や田園風景の中をを駆け抜け三田(さんだ)~宝塚~大阪~新大阪まで約一時間の旅です複線化になる前は木造の味のある…
普段は、カメラを持ち歩く私ですが病院に行く時は、持って行きませんでしたある日、突然、父が、私の顔を見て「カメラは?」と聞くんです今日は、持ってないよと言うとがっかりしたような表情弟のお嫁さんが「写真を撮ってほしいの?」と聞くとうなずく父そ…
父が入院している病院に行った帰り以前、家族で行った、カフェに立ち寄りましたこのテーブルを囲んでにぎやかに、ランチをいただいたこと懐かしく思い出しますこの、一輪挿しがかわいくて買おうか、どうしようか迷いましたが写真だけにしておきました母とは…
ふるさとに帰って二日目は朝、早く、目が覚めました朝露をはじく稲が、初々しく光を浴びて、光っていましたこの、溢れんばかりの生命力を入院中の父に、分けてほしいと思いました半年前、2月に帰った時は一緒に、レストランに行くことができました病院のベ…
実家の本棚に、朱色の布表紙のアルバムがあります私が生まれる前の写真もあり白黒で、古い写真ばかりですもう、ネガはなく、持って帰ることができないので帰省した際に、何枚かを、カメラに収めましたその中の一枚、家族の写真を、見ています季節は、冬、多…
毎年、五月中旬になると、セッコクのお花が貴婦人のような上品な香りを運んでくれます今年は、例年より、たくさんの花を咲かせました随分、前になりますが実家で、父が、育てていた株を、分けてもらいました細かい石に植えたら育つと聞きましたが環境に合わ…
今年も、菜の花が咲く季節になりました 3年前、母とのお別れの日、光に輝く菜の花が 美しく、悲しかったことを思い出します その時の風景は、まるで、夢の中にいるようで 現実の世界とは、かけ離れていたように思います あれから、もう、3年の月日が流れまし…
5年前、父と一緒に見た桜です 左に、ちょこっと写っている 軽トラックの助手席に座って、ここまで来ました この時は、まだ、父は、運転できていたんだと 少し、さみしい気持ちになりました と同時に、運転ができていたということを ここに、残しておきたいと…
帰省して4日目、東京に帰る日 篠山口発13時30分の、特急こうのとりに乗る予定です 時間が許す限り、父と一緒にいたい、そんな気持ちで施設に向かいました 父は、デイルームの窓際に座って、外を眺めていました 私たちの顔を見て、久しぶりに会ったかの…
帰省して3日目、澄んだ空気の中、カメラを持ってお散歩 東京で、この景色を見ながら、もっと、深呼吸しとけばよかったと思ったりしています 茶色の田んぼだけだけど、ずっと、見たかった景色 あの道を、父が母の車いすを押しながら歩いたことを思い出します …
帰省して、二日目のランチは、弟のお嫁さんが探してくれた、焼き肉店に行きました 父とおとうさん(夫)は、ハンバーグ定食、私たちは、レディースランチをいただきました 握りずしが、二つだったので、父に、ひとつ食べる?と聞きました のどに詰まらないか、…
ふるさとに着いた翌日、篠山市王地山公園にある、レストランに行きました この日は、父の通院日だったので、遅い昼食になりました 広いレストランには、私たちだけ、ゆっくり、気兼ねなく、過ごすことができました 左側の、あのテーブルで、4年前の11月、母…
ふるさとから、東京に帰る日は、雪でした あの三角屋根のケーキ屋さんに行きたかったけど、時間がなくて せめて、遠くからでも見てみたいと、この場所から、シャッターを切りました 今、この写真を見ながら、父のことを考えています 久しぶりに会う父は、私…
いつ頃からだったかな、毎朝、紅茶を入れて、母と一緒に飲んでいます 写真の中の母は、いつも笑っていて、穏やかな顔 そんな母と、他愛もない話をするのが、習慣になりました 言葉に出して話してみたり、心の中で伝えてみたり それは、一方通行ではなく、耳…